華寿過ぎて・・・これからの準備

華寿(70歳)を過ぎた独身女性、子供の無い不安、生活苦、節約、貯蓄など、時々生活の楽しみも書いています。

スポンサードリンク

オリンピックだけでは無いような・・・

尖閣諸島の沖が物騒で、緊張が高まっている。そう思うと、最近はミサイルが良く飛んできているし、毎日の平和で退屈な日々が紙一重で危うく感じる。

その一方で、TVをつけると、あちらでもこちらでもオリンピックの話題。

同じ時限で同時進行しているのが、一瞬不思議に思える。

何かが、何処かが、「良いのか?」と囁く。

だからといって、何かの対応を私が打てるわけではない。

それで良いのか???

心中しぐれ吉原 (ハルキ文庫 や 12-1 時代小説文庫)

 

札差の文七の妻「みつ」が役者の夢之丞と心中した。

夫の文七はみつが殺されたと信じるが、調べるほど周囲の証言は心中を裏付けるだけだった。

「旦那が吉原で遊んでいるのに妻だって・・と思っても仕方が無い」という記述が有るのだが、さぁ、どうなんだろう・・。

思うのは、誰かを好きになって、出来れば相手にも好意を持ってもらっても、それを継続していくのは、なんて至難の業だろうということだ。

好きになるのは割と簡単(でもないが・・)でも、飽きずに好きでいつづけるのは、なんて難しいんだろう。

私の人生も半分以上を終わってくれた。

お蝶の言葉「でも、ほかに好きな女の人ができて捨てられたら、食い殺すかもしれません」というほどの思いも(多分)無くなって、シメシメと思っている。

まぁ、本を読んでいて私には無理だわ。と思っているくらいがせいぜいだわ。

ケチだと言われてしまった

今日は菩提寺のご住職がお経をあげに来て下さる。

片道約1時間ほどかけて来てくださるので、本当に感謝なのだが、今日はそのお布施の話。

上の姉にお布施はどのくらいお包みするの?と聞かれたので、5000円というとしばらく無言。ケチかしら・・・と訊くと、そうだわねと言われた。

仕方が無いので1万円包む。

今はアマゾンで葬儀のお寺の宅配とか話題になっているが、お寺へのお布施はなかなか難しい。

某寺院では、新しく檀家になる時100万円が必要とか、補修のたびに寄付が必要だとかの話を聞くが、ここのお寺はその様な事が無い。

父が亡くなって、7日毎にお経をあげに来て下さった時、1万円のお布施を包んだら多すぎますよと返して下さった。

3回忌とか、年忌の時もお志で結構ですとおっしゃって、無理なことは言われない。

私が死ぬと実家の墓地は守る人がいなくなるので、菩提寺の永代供養の観音様の下に家族全員眠る事になるだろう。

この様なお寺とご縁があった事を感謝しなくてはなるまい。

 

ケチといえば、

Kindle Unlimited

為吉 北町奉行所ものがたり

 

が入った。キンドル本で1382円。これ1冊読んだだけで元が取れた(と、言っても無料体験中だけれど・・)

好きな著者の作品が沢山入ると良いなぁ。

為吉が「俺は狼だ」と思う場面が好きだ。

私もやはり「私は狼だ」と思いたい。まぁ、時々猫やらブドウやら訳の分からないものに変身もするが、おおむね、気分としては孤高の狼でいたい。

し・か・し・・、今は「暑くて溶けかかっている大福」かしら・・・。

世に揉め事の種は尽きまじ

わりと親しい知り合いが、仕事を辞めると騒いでいるらしい。

毎年春先になるとおかしくなるのだが、どうやら今年は年中だ。

聞いたとたんに私は元気が無くなる。

それやこれやもあって、この会社に勤めるのはもう十分なんだ。

姉に何やかんやと言われるのも苦しい。

 

元気が出る薬が欲しいなぁ。

 

世間の人は何も悩みが無いように見える。

多分、そんな事は無いのだろう。

夫々に悩みも喜びも抱えているけれど、自分が落ち込んでいる時は自分の苦しみにだけ目が集中してしまうんだろう。

大概の事はどうにか進んでいくのだから。

貢ぐ相手のいる幸せ

たまたま楽天のポイントがあって、その上、桃が特売とのお知らせメールが届いたので、甥の所に桃を送った。

そうしたら、何故か下の娘が「私のが無い・・」と泣いているという。

うん??どうして・・・

どうやら電話のたびに、「今度は青いブドウを送ってね」と言っているのに届かないせいらしい。一昨日はおやきを送ったので、また違う!と頬っぺたをふくらましていることだろう。その上、長野パープル大特価の宣伝文句に踊らされ、それも送る手配をしてしまった。これはお姉ちゃんの大好物。

やれやれ青いブドウ、スーパーで探してお送りしますよ。

なんて甘いおばぁちゃんでしょう。

暑かったり、ちょっと疲れる事があると、妙にお金を使いたくなるんです。

え~、もうどうでも良いやとなってしまう。

とうていお金は貯まりません。

でもね、貢ぐ相手がいるのは幸せ。

考えてみれば、散々貢いでもらったものね(両親に。残念ながら大富豪の彼氏はできなかった)

世の中順繰り、お金が無い無いと言いながら、子供にブドウを送ってあげられる今が一番幸せなのかもしれない。

フンフン・・、とか言って喜ぶかしらと思いながら荷造りしているのが幸せ。

田舎だって幸せだ

長野市の信濃美術館にモネ、シャガールが展示されているとのことで、今日は朝早くから出かけた。

モネの水蓮、シャガール、ローランサンの本物が地方で見られるのは幸せだ。

いつもそうであるが、目にしているその瞬間に雷に打たれるような感動に襲われるわけでは無い。どちらかと言うと、ふ~ん、という感じかもしれない。

ただ、少しづつ、時間がたつにつれて、心の中に厚みができてくる。何かの時に、ふと、その優しい美しさを思い出し慰められる。

 

今日は長野はびんずる祭り、その上、嵐のコンサートが有るとかで、町中はザワザワしている。お昼から通行止めの道路も有った。今日は松本も松本ボンボン、あちこちでお祭りだ。地方は夏本番だ。

 

帰り道で寄った道の駅ではトマトが沢山出ている。

ミニトマトびっしり詰まった1袋80円でした。帰ってきて、早速食べてみる。美味しい。

 

稲も日毎に穂が重そうになってくる。まだ薄緑の穂だ。

あっという間に黄金の海になるだろう。

山々は緑が濃い。時々に朝方立ち上がる霧は今日見た東山魁夷の描く世界、そのままだ。

 

別に田舎に住むのが不幸だ。と誰かが言っているわけでは無い。

だから、ことさら田舎だって幸せだという必要なんて無いのだけれど、多分私自身が都会への憧れを捨てきれないのだろう。

東京に住むことはできないだろうが、一週間くらい国立博物館に通いつめたい。

ちょっとお洒落な格好でオペラを聴きに行きたい(全然わかりませんが・・)。

イタリアンレストランでワインを飲みながら、美味しいディナーも食べたい。

 

しかし・・ねぇ・・、640円のTシャツに980円のGパン穿いて、お昼はトースターでパンをチンして済む暮らしは見栄が無くて誠に楽だ。

良く面倒を見てくれる整体の先生もいる。

アマゾンはすぐ本を配達してくれる。

田舎でだって幸せなんだ。

 

 

 

スポンサードリンク